オメガ3系脂肪酸で健康的に痩せられる!どんなダイエットか知っていますか?
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最終更新日:2017/12/07
調味料
最近、メディアで取り上げられることも多いオメガ3(ω-3)系脂肪酸。
なんだか名前は難しそうですが、実はよく知っている脂肪酸です。
「脂肪」とつくとダイエットの敵!というイメージですが、必ずしもそうとは言えません。
オメガ3系脂肪酸で健康的にダイエットができるんです。
どんな食材がオメガ3系脂肪酸ダイエットに効果的なのでしょうか。
目次
オメガ3系脂肪酸って何?
オメガ3系脂肪酸とは不飽和脂肪酸の一つです。
青魚に含まれていることで有名なDHAやEPAなどがそれにあたり、体に必要な必須脂肪酸として知られています。
これは体内では作られないため、食品から摂らないと不足してしまい体が不調に至ることも。
似たような名前の脂肪酸ではオメガ6系脂肪酸やオメガ9系脂肪酸もありますが、これらは全く別のものです。
オメガ3系脂肪酸は健康に良い効果をもたらす
血液をサラサラにする
オメガ3系脂肪酸は血液中に含まれる中性脂肪やコレステロールを減少させてくれる働きがあります。
このため、血液がサラサラになる効果が期待できます。
生活習慣病の予防
上記のように血中の中性脂肪やコレステロールを減らすため、脂質異常症や高血圧などの生活習慣病、動脈硬化などの病気を予防することができます。
アレルギー症状の緩和
アレルギーは体内で起こっている炎症反応です。
オメガ3系脂肪酸であるEPAは炎症反応を抑える効果のある物質に変わり、アレルギーなどの症状を緩和してくれる働きがあります。
脳の働きを良くする
オメガ3系のひとつDHAは認知症の予防や成長期の脳の発達にも効果があると言われています。
体内のオメガ3系脂肪酸が少なくなると脳の働きが悪くなります。
DHAなどのオメガ3系脂肪酸を適量摂取することで、脳の働きが悪くなるのを防ぎ、認知症予防や記憶力向上などにつながります。
オメガ3系脂肪酸はダイエット効果にも効果的!
代謝が良くなる
オメガ3系脂肪酸は、上述したように血液をサラサラにしてくれる効果があるため、代謝が良くなりダイエット効果を増すことができます。
特に日々の生活に運動を取り入れると、効果UP!
脂肪の蓄積を防ぐ
中性脂肪を減らす効果のあるオメガ3系脂肪酸は、太りにくい油であり、脂肪の蓄積を抑えることができます。
便秘解消効果
オメガ3系脂肪酸は腸内の働きを良くしたり、便をやわらかくする効果があります。
これにより、腸内環境が改善され便秘解消効果が得られます。便秘が解消されることで血液の循環がより良くなるため、ダイエットの効果が高まります。
オメガ3系脂肪酸を摂るには何をどれぐらい食べれば良いの?
オメガ3系脂肪酸は特定の油や青魚、種実類に多く含まれています。
また、1日に摂取が必要なオメガ3系脂肪酸は約2g、その中でもDHAやEPAは1g以上とされています。
1日に必要なオメガ3系脂肪酸を食材ごとの量で表すと下記のようになります。
・えごま油 小さじ1杯
・亜麻仁油 小さじ1杯
・ししゃも 7尾
・さんま 1尾
・くるみ 25g
・チアシード 大さじ1杯
それぞれの食品の量が少なくても必要量をまかなうことができるので、少し心がけるだけでも摂取することができますね。
これらの食材・量を1日1回取り入れるだけで良いのがオメガ3系脂肪酸ダイエットです。
食事に気を遣うのが難しい…
規則正しい食生活が難しい…という方にはサプリメントがおすすめです。
DHAやEPAのサプリメントが多く販売されていますので、普段の食事にプラスして取り入れてみてください。
DHAやEPAに特化したサプリメントが多いですが、それらの元となるα-リノレン酸(オメガ3系脂肪酸)を含むものもあります。
でも、摂りすぎには注意!!
オメガ3系脂肪酸は過剰摂取により血が止まりにくくなることがあります。
特にサプリメントを利用する際には気を付けましょう。
また、血液がかたまりにくくなる薬を服用されている方は医師にご相談のうえ取り入れるようにしてください。
食品から摂る場合は1種類に偏らずに色んな種類のものを摂るように心がけられると、飽きずに続けることができますし、他の栄養成分を過剰摂取する危険を避けることが出来て良いですね。
食べれば食べるほど効果があるというわけではないので、摂取量は必ず守りましょう。
管理栄養士から一言
オメガ3系脂肪酸はダイエットだけでなく美容や健康にも良い栄養成分ですが、日本人の多くは1日の摂取量を満たしていないと言われています。
欧米型の食事だけでなく、青魚なども日々の食事に取り入れて、老若男女みんなが健康に過ごせるようにしたいですね。