L-カルニチンのダイエット効果と方法!おすすめサプリは?
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カルニチン
ダイエットのサプリメントとして、カルニチンという言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
ドラッグストアに行けば必ずサプリメントのコーナーに置いてあって、いかにもダイエットに効きそうな言葉が並んでいます。
実際、カルニチンは手堅いダイエットができるサプリメントなのですが、その痩せる原理はあまり知られていません。
今回はこのカルニチンについて、効果から効率的に摂る方法、ダイエット方法までわかりやすく解説します。

(出典:Amazon)
目次
カルニチンは脂肪の運び屋
カルニチンの口コミで多いものは、「運動をするときに汗が増えた」「疲れにくくなった」、というものです。
他には「中性脂肪が減った」「コエンザイムQ10と一緒に飲むとよい」などという口コミもあります。
もちろん、体重の減少に関する口コミもたくさんあります。
でも、やはりどうしてカルニチンでダイエットができているのかはよくわからないですよね。
実は、カルニチンの働きは、脂肪を運ぶことにあります。
カルニチンにできることは、筋肉の細胞まできた脂肪をミトコンドリアという場所まで運ぶことだけです。
ですが、たったこれだけのことで、ダイエット効果を引き出すことができます。
ミトコンドリアは筋肉の発電所
ミトコンドリアのイメージは筋肉の発電所です。
このミトコンドリアで作られたエネルギーによって筋肉は動いています。
さて、火力発電では石油や石炭が、太陽光ではもちろん太陽の光が必要なように、発電をするためには何か原料がないといけません。
ミトコンドリアの場合、糖質や脂質が原料にあたります。
ミトコンドリアでは、糖質や脂質があれば、いくらでもエネルギーを作り出すことができます。
しかし、糖質や脂質がなければエネルギーは作り出せません。
その糖質と脂質のうち、脂質の方を運んでくれるのがカルニチンなのです。
カルニチンが不足すると疲れを感じる
カルニチンが不足すると、発電所であるミトコンドリアまで脂肪を運べなくなってしまいます。
日常生活でも疲れが感じやすくなりますし、運動をしたときにはより極端に現れます。
「筋肉痛にはならないんだけれども、運動をするとすぐに疲れてしまってだるくなる」という方は、カルニチンが不足気味になっている可能性があります。
これは運動に耐えるだけの脂肪を、ミトコンドリアまで運べなかったので、筋肉が停電を起こしてしまったのです。
しかも、恐ろしいことにこの症状は、ほどほどに食べて、ほどほどに運動するという優等生のダイエットで非常に起こりやすいです。
解決策はもちろん、カルニチンを摂ることです。
さぁ、カルニチンを摂りましょう!
人間の体にもカルニチンを作りだす機能はありますが、作れるのはごく僅かで、大半は食べ物から摂取することになります。
しっかりカルニチンをとっていれば、脂肪を筋肉のエネルギーとしてバッチリ利用できるので、疲れにくくなり、ダイエットに効果的な有酸素運動も長時間することができます。
ぜひ、カルニチンを摂って、健康的なダイエットを行っていきましょう!
カルニチンの摂り方
ここではカルニチンのサプリメント、カルニチンを豊富に含む食品について紹介します。
また、美味しく食べるためのちょっとしたコツも紹介します。
どれくらいカルニチンを摂ればいいの?
1日に摂りたいカルニチンの量は200mg~500mgと言われています。
体内で合成できるものでもあるので、基本的には摂りすぎても中毒症状を起こすことはありません。
さすがにサプリメントを毎日1瓶ずつ飲んでいけば危険を伴うとは思いますが……。
朝・昼・晩と500mgずつ、合計1500mg飲んだという程度でしたら全然問題にはなりません。
サプリメント
まず真っ先に浮かぶのはサプリメントだと思います。
簡単に摂ることもできますし、含んでいる量も豊富なので、オススメできる方法です。
食べ物を中心にカルニチンを摂っていくという方でも、思ったように摂れなかったときのために、持っておくことをオススメします。
単純にカルニチンを摂りたいというだけであれば、NowFoodのものが入っている量も豊富で、コストパフォーマンスに優れています。
これに対して日本の製品は、小林製薬のカルニチンではコエンザイムQ10が、ディアナチュラではリンゴポリフェノールが含まれていて、よりダイエット効果を引き出すための工夫がされています。
ちなみに、あまり目にしないメーカーのカルニチンは買わない方がいいです。
実はカルニチンにはL-カルニチンというのと、D-カルニチンがあり、ダイエット効果があるのはL-カルニチンだけです。
ところが粗悪品にはD-カルニチンを混ぜてかさ増しをしている場合があるので、あまり怪しいメーカーのものは、手を付けないようにしてください。
コエンザイムQ10は必須?
カルニチンに関する口コミでよく見られるのが「コエンザイムQ10と一緒に摂らないと意味がない」というものです。
なんだか絶対にコエンザイムQ10がないと意味がないようにも思えますが、コエンザイムQ10は必須ではありません。
コエンザイムQ10は発電所であるミトコンドリアで、エネルギーを作り出す手助けをします。
カルニチンによって運ばれてくる脂肪の量が増えたのだから、コエンザイムQ10も摂って、よりエネルギーを作り出せるようにした方がいいというわけです。
実際間違ってはいないのですが、コエンザイムQ10はカルニチンに比べれば不足しにくいので、必ずしもサプリメントで補う必要があるというわけではありません。
もちろん、取って損をするというわけではないので、欲しいと思った方は、そのまま摂っていただいても問題ありません。
羊肉
カルニチンを含んでいる食品の代表と言えば羊肉です。
100g中に180mgとサプリメントには見劣りしますが、食品では抜群の量です。
ダイエット効果だけでなく、漢方の世界では体を温める効果もあるとされているので、寒くなる季節にはオススメです。
羊肉料理のコツ
羊肉は臭みがあるのであまり好きではないという方も多いと思います。
とくにラムではなくマトンになってくると臭いもきつくなってくるので、苦手な方はなるべくラムを選びましょう。
また、臭いは調理をする前に牛乳につけ、カレー粉のようなスパイスを振ることによってほとんど抑えてしまうこともできます。
赤身の牛肉
赤身の牛肉も100g中140mgほどカルニチンを含んでいます。
カルニチンの量は羊肉に比べるとやや少なめですが、クセのなさ、手にいれやすさを考えるとこちらの方が取りやすいかもしれません。
オススメレシピはローストビーフ
赤身の牛肉はカルニチンが多く含まれていますが、脂肪分が少なく、普通に調理すると固くなってしまいがちです。
そこでオススメなのがローストビーフ。
パーティー料理のイメージに反して、案外簡単に作ることができます。
①冷蔵庫から肉を取り出して、常温に戻す
②300グラムの大きさに切って、塩、コショウ、にんにくをすりこみ、10分ほどなじませる
③フライパンを強火で温め油をいれ、肉の各面を1分30秒ずつ、合計9分焼く
④火をとめて蓋をして15分放置し、中まで火を通す
⑤肉を取り出し、アルミホイルに包んで休ませる
⑥切り分けて完成
オーブンを使わなくても、フライパンだけで簡単に作ることができます。
胡椒やにんにくをすりこまず塩だけで焼き、おろしポン酢で食べると、美味しい牛肉のたたきにもなります。
ローストビーフは糖質制限をしている方にもおすすめできるレシピなので、ダイエット中のごちそうにぜひ試してみてください。
その他
他のカルニチンを含む食品としては、青魚やアサリがあげられます。
しかし、羊肉、牛肉と比べるとかなり量が減ってしまうので、あまりおすすめはできません。
カルニチンでダイエットを成功させるためのコツ
カルニチンは、「カルニチンを摂ってあとは自由」という方法では絶対にダイエットはできません。
ある程度は生活習慣も意識する必要があります。
カルニチンを摂るタイミング
食品で摂ると、どうしても肉から摂る必要があるので夜に摂ることが多くなると思います。
もちろん夜にとっても、体の中でカルニチンとして蓄えられるので効果がありますが、一番いいのは朝や運動をする前にカルニチンを補給することです。
サプリメントなどで時間の調節が可能な方は、朝や運動前に摂るようにしてください。
有酸素運動を組み合わせる
カルニチンを摂ったときに必ず行ってほしいのが有酸素運動です。
立ち仕事でも構いませんし、駅までのウォーキングでも構いません。
カルニチンを摂ってせっかく脂肪を燃やしやすくなっているのですから、積極的に運動をして脂肪を燃焼させましょう。
ちなみに、デスクワークでウォーキングをする機会すらないという方には、とっておきのウルトラCがあります。
それがエアロバイク。
夕食やサプリメントでカルニチンを摂った後、30分~1時間テレビを見ながら漕げば、かなりのダイエット効果が期待できます。
ネットで購入すれば2万円程度で手に入ります。
食事は1日の消費カロリーを超えないように
カルニチン専用の特別な食事は、とくに必要ありません。
サプリメント以外から摂るという方は、羊肉や牛肉を食べていくという程度です。
それなので、糖質制限にカルニチンをプラスするということも可能です。
運動中心で食事生活については特に意識していないという方は、1日の消費カロリーだけはオーバーしないように気を付けましょう。
まとめ
カルニチンは、あまり派手さはないサプリメントですが、確実に脂肪の燃焼をサポートしてくれます。
サプリメント、食品とうまく取り方を工夫し、有酸素運動と組み合わせてダイエットを成功へと導きましょう。
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